一宮平成ホタルの会

ヘイケボタルの一生

6月頃

産卵交尾をしたメスは、1回に50~100個の卵を、水辺の湿った水苔に産み付けます
[直径 約0.6mm 色 薄い黄色]
卵の発光:ホタルの卵は[淡い黄色]に光っています

7月頃

幼虫[体長 約1~2mm 色 黒色 ]
脱皮(1〜3回目) ※特徴
幼虫の時期が最も長く、約10ヶ月間水の中で過ごします 次の年の春までに、約4回の脱皮を繰り返し成長します
※幼虫の生態
水温が20℃を超える位が最もよく活動します
えさはタニシ・カワニナ・ヒメモノアラガイ
昼間は石の下などでじっとしていて、夜になるとえさを求めて動きます
発光 水温が14~16℃になると光ります
※えさの食べ方
タニシ等の貝の上からだ液で穴開け、肉を溶かして、吸います ホタルは一生の間排泄をしません体内に入れるものをすべて養分として成長します

12月~翌年2月頃

休眠水温が10℃以下になると、石の下に潜り休眠します

翌年4月頃

脱皮(4回目) [体長 15~20mm 色 黒色]
上陸 水温が14~16℃になるころ、淡い黄色の光を放ちながら、水辺の湿った場所を求めて上陸し、やがて土の中に潜ります
土の中では蛹になるための土繭を作ります

翌年5月頃

上陸から約40日間、土の中で羽化を待ちます

翌年6月頃

羽化じめじめした暑い日の夜、強い黄色の光を放って土繭の中で羽化したホタルが姿をみせます
成虫 [体長 約10mm 色 くろ]
*成虫の生態
・寿命 約7~10日
・えさ 草のつゆ

写真:ヘイケホタル(オス)

交尾 オスのホタルは、点滅を繰り返しながら高いところを飛びまわり、草むらで光っているメスのホタルを見つけ、交尾をします 交尾後メスのホタルは水辺の湿った水苔に産卵を始めます

こうしてヘイケボタルの生命は 次の世代へ受け継がれてゆきます