一宮平成ホタルの会

平成19年 会報第9号

「ホタルのすめる環境」を目指して

顧問 前橋 利典

 地球温暖化が叫ばれている中、ホタルの飼育を通し、それを強く実感する最近です。
 本年度も、例年の幼虫の飼育活動に加え、外の池と川の底を洗う作業をみんなで行いました。また、それと同時に以前から行っていたザリガニの捕獲を継続して来ました。
 大きく育った幼虫は、3月下旬から4月下旬に、小屋と池、川に放流し、成虫となったホタルは、5月下旬から飛び始めました。
 観賞会も例年通り開催することができ、多くの人達に感動を与え,私たちの活動を理解していただいたと思っています。
 飼育活動の中で最大の課題は、捕獲しても減らないザリガニ対策です。一つの方法として、現在、池や川の水を止めてあり、池や川の水を一度干し、元の生態系を取り戻したいと思っています。
 少し涼しくなった時期には、池と川の底を洗い、これまでの活動で良かったところ、改善すべきところを再度見直して作業を進めて行きます。
 みなさん全員の活動の中心は、幼虫の飼育です。飼育記録や小屋の貼り紙に留意され、活動をお願いします。
 一宮平成ホタルの会の目的は「ホタルがすめる環境」を広めることにあります。時代は進化しており、地球温暖化の影響で、ホタル以外の自然や動植物にも変化が現れています。しかし、そのような時代の進化、環境の変化があったとしても、自然界の生き物と共存していける地域を少しでも残していけるように、互いに力を合わせてがんばりましょう。

--目次--

「ホタルのすめる環境」を目指して
顧問 前橋 利典
ホタルと私
会長 日置 須務
【特別寄稿】
ホタルに想いをよせて
監事 黒田 徳已
【会員寄稿】
ホタルと環境共育
苅谷 貴英(月曜班)
ホタルの会に入って
阪下 勝朗(火曜班)
ホタルとコーヒータイム
纐纈 英子(木曜班)
ホタルから学んだこと
伊貝 久 (偶数土曜班)
「ホタルが教えてくれたこと」※を読んで
渡辺 秀雄(奇数土曜班)
楽しかったホタルの会
星野 真美(子供班)
竹やぶの中そしてホタルの乱舞
伊藤 真志(浅野公園班)
【ホタルが広げる地域環境づくりの輪】
光に魅せられて
影井 厚 (よもぎ野)
青木川でホタルを育てて4年目
やっと今年は観られるホタルに
佐藤 靖郎(青木川ホタル育て隊)
萬葉公園ほたるの会 活動報告
加藤 正典(萬葉公園ほたるの会)
ホタル飼育一年生
水野 國昭(いちい信用金庫)
【里親便り】
「ホタル里親」の夏
長谷川 忠治(木曜班)
【トピックス】
池・小川の再生計画案あれこれ
加藤 重明(奇数土曜班)
平成18年度研修会
山本 千夏(浅野公園班)
前期活動報告・後期活動お知らせ
編集後記

私とホタル

会長 日置 須務

 「一宮平成ホタルの会」発足、平成12年1月22日、その日を機会に、私の人生が急変いたしました。それは、ホタルに合わせた日頃の行動に加え、私が何時も心に留めておりました「畢意出会是人生(ヒツキョウ デアイ コレジンセイ)」、つまり人生は出会いであり、又その時々の素敵な出会いを大切にする、そんな意識をより強く持つようになったことです。
 ホタルに関わるようになって、さまざまな著名人、知り合い、友人等、数え切れない多くの人々との出会いがありました。著名人とは名刺の交換、知り合いとは握手し会話したり、又友人とは胸襟を開いて信じあいながら、輪が広がり、最近になって自分にとっての人生観も、少し変わったような気がしております。
 ドイツの有名な詩人「グウルマン」の言葉に

  "人生ってなんだ? 感覚の連続さ。
     では感覚って何だ? 思い出さ"

 幼い頃の自分を思い出してみるに、ホタルって季節になれば、そんなに遠くまで足を延ばさなくても身の周りにいくらでも観ることができた。そういった思い出が脳裏にあります。
 飼育してまでしないと、ホタルを見られない状況にまで、自然が汚染されております。今日まで八年間の長きに亘ってホタルを飼育してきましたが、人工的環境を作り、そこで飼育することの難しさを思い知らされています。
 その年々の天候の変化に、手を替え品を替えて、試行錯誤の飼育です。自然界の力には、私たちでは手も足も出ないのでしょうか。どうしたら良いか?
 まず、考え方を原点に戻し、水質、土壌等、周りの自然環境を見直し、再点検すべきであろう。そして、その具体的な作業が迫っています。
 私の脳裏に鮮明に残っているのは、会発足二年目、その当時は、池の周りには、たくさんの種類のトンボだとか、カエル、オタマジャクシ、そして色々な野鳥、時にはカワセミ、オオタカを目にすることがありました。それが最近では、ほとんどと言って良いほど目にすることができなくなりました。
 当時の私のノートに、こんな句が

   蛍池 可憐の姿 杜若(カキツバタ)
   蛍川 堰(セキ)に群がる 蝌蚪(カト)のくろ
   *蝌蚪=オタマジャクシ

 今の子供達が大人になってから、子供の頃の思い出として、楽しく語ることができる様、私達「一宮平成ホタルの会」の会員は、一所懸命、子供達のためにも頑張らなければなりません。

特別寄稿

ホタルに想いをよせて

監事 水曜班  黒田 徳已

"ほう、ほう、ホタル来い、あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ、"
 祖父や、祖母に手を引かれ、こどものころよく、ホタル狩りに出かけたものでした。
 この一宮地方にも戦前には大江川や一宮井筋(いすじ)にもたくさんのホタルが飛び交い、夏の風物詩となっておりました。
 ところが、戦災後、街の復興とともに、河川改修も進められ、さらに、農薬、生活雑排水に起因する、河川水質汚濁は避けることができず、市内の川ではホタルは、ほとんど見られなくなりました。
 私は、昭和38年3月5日、長崎県民から愛知県民となり、一宮市民となりました。この年の6月、真清田神社の境内で(日にちは定かでないですが)「市民ホタルまつり」が開催され、参加しました。
 その夜は、蒸し暑い初夏の一夜でありましたが、老いも、若きも、子供も、ホタルの幻想的な光に我を忘れ「うちわ」でホタルを追い回し、酔いしれた思い出の日でもありました。後で知りましたが、この年をもって12年間続いた「市民ホタルまつり」も中止となったのでした。
 さて、それから20年後、私は昭和58年4月、一宮市議会議員選挙に出馬し、多くの市民のご支援によって、初当選をさせていただきました。
 想いをよせていた「一宮ホタルまつり」の復活を願い、昭和59年6月議会で、はじめて本会議場において「ホタルの里づくり」について提案、質問をいたしました。
 当時は「ホタルまつり?」と、なかなか理解されませんでした。以来、15年間、故森 鉐太郎市長、元神田 眞秋市長(現愛知県知事)、現谷 一夫市長に、堺市や金沢市をはじめ、各地域で行われている「ホタルの里づくり」の先進事業を調査しては、本会議、委員会などで質問してきました。
 紆余曲折はあったものの、この「ホタルの里づくり」に「夢とロマン」をもち続けた結果、現谷 一夫市長より、平成10年6月議会での、私の「ホタルの里づくり」の質問に対して、「事業化の方向で考えましょう」との答弁を、はじめていただきました。
 その甲斐あってか今日では、日置 須務会長、顧問の前橋 利典先生といった素晴らしい指導者のもと、大野極楽寺公園内の野鳥園で、会員と公園緑地課の市職員が一体となってホタルの飼育に取り組み、その結果、初夏にはヘイケボタルが乱舞するようになり、毎年開催される「ホタル観賞の夕べ」も今年で8回目を向かえ、すっかり市民にも親しまれるようになりました。
 「一宮平成ホタルの会」の合言葉
  "ホタルが生息できる豊かな環境づくり"
  "ホタルが舞う姿をもう一度、私たちの町に、子供たちに"
 ホタルの飼育を通して「命の大切さ、自然環境の大切さ」を未来の子供たちに伝えていくためにも、今一度"何のため"との原点に帰り、その作業に勤しんでいきたいと思っています。

会員寄稿

ホタルと環境共育

苅谷 貴英

 今年も、ホタル観賞会が盛況の内に「あっ!」という間に終了した。何時ものことながらホタル観賞会は「ドキドキ!ワクワク?」します。
 ホタル観賞会に参加される市民の人達はどんな気持ちで参加されるのでしょうか? 昔、家の近くでホタルが飛んでいた原風景を思い出し参加される人、ホタルの飛んでいる姿が珍しいと参加される人など様々な思いがあると思います。
 自分はいつも、1ボランティアとして何も考えずにホタル小屋へ通って、いつものようにホタルにエサを与え、池のザリガニを駆除するという作業を行っています。先日、自分達はホタルの飼育活動を通して「何を伝えようとしている?」という疑問に駆られました。・・・ホタルの会としては「自分の家の周りでホタルが住めるような環境を取り戻す」ことでしょうか・・・? 本当に大切なのは
「どうしてホタルがいなくなってしまったのか?」
「人とホタルが共に生活するためにわたしにできること?」
を考えることの大切さを広めることだと思います。
 ホタルの会が日頃行っているホタルの飼育活動を通して(ホタルと一緒に暮らせる)環境について考えることは、一般に環境教育と言われているものです。余談ですが、この分野の人の中には好んで、生き物との共生(共に生きること)について考える教育を環境教育という字を充てる人もいます。
 ホタルの会の活動は、「地球に優しい活動」ということは誰にでも判っていただけることです。自分も会の皆さんと一緒に「ホッ!と心安らぐ場所=ホタル観賞会」を実現するために、これからもホタルの飼育活動を続けると共に、ホタルと人が共生できる環境づくりを進めていくことが大切だと思っています。

ホタルの会に入って

阪下 勝朗

 初夏が近づく6月頃になると、各地でホタルを観賞する会が開かれます。私は孫にホタルを見せてあげたく真清田神社ホタル観賞会を見に行きました。真清田神社に到着し大変びっくりしました。それは、市街地域の多くの人々が集っていて入場制限がなされ、またホタルを見るのに時間制限があって、ゆっくり観賞することは出来ませんでした。それでもホタルを見にきた子供連れの家族の方、若い人、年輩の人が大変感動し喜んでいる姿を見て、ホタルに思いを寄せる人や思い出を持っている人が多いのに気がつきました。
 私の故郷は自然がいっぱい残っていて、子供の頃、ホタルが飛び交う群れの光がとても印象深かったことを思い出しました。
 定年退職し、何か社会に貢献できるものはないか考えていたとき、友人(一宮平成ホタルの会員)からお誘いを受け、入会させていただきました。まだ入会して数ヶ月しか経っていませんが、先輩方にホタルの飼育方法や知識を教えていただき、作業終了後は場所を変え、コーヒーを飲みながら楽しくミーティングをしています。
 かつて人里のシンボルだったホタルが大野極楽寺公園の野鳥園で飛び交い、神秘的な美しいホタルの光を多くの人々に観賞していただきたいと思い、先輩方と共に飼育活動を頑張っていきたいと思っています。

ホタルとコーヒータイム

纐纈 英子

 本来ならば、人の手を加えなくても自然の営みの中で餌を食べ、外敵を避け成長し、発光の時期を迎え、やさしい光を放ち人の心を癒してくれるホタル。
 人間のしている自然破壊により、多くの風物が失われている中、ホタル観賞を楽しむ為、人の手で餌を与え水温を調整し成長を促すなど、何とも皮肉な事ですね。
 私は、何年か前までホタルを人の手で育てる(飼育)等という事は全く知りませんでした。
 でも、「一宮平成ホタルの会」のボランティアに参加させて頂く中、子どもの頃、家の近くを流れる小川の草むらで、ほのかに光るホタルを追いかけ、素手で捕まえ網かごに入れ、持ち帰り楽しんだ事、ザリガニやタニシ、イナゴ(バッタ)を捕り食材にした事、それぞれの思い出を語りながらのホタル小屋での作業、その後のコーヒータイムと週一度の事ですが、自分にはとても楽しく至福の時です。
 お仲間から草花の名称由来など教えてもらい、一週間後にまた同じ質問をしている自分に「まあ、こんな事もありか」と自分で自分を慰めている次第です。
 こんな私ですが、同班の皆様、末永く宜しくお願い致します。

ホタルから学んだこと

曜班  伊貝 久

 一宮平成ホタルの会に入会して2年になります。数年前、この会のホタル小屋で乱舞するホタルたちに会い、その神秘的な美しさに感動して入会しました。現在は班長の森永さんをはじめ、偶数土曜日班のメンバーのみなさんと汗を流しながら活動をしております。
 私は、南アルプスを望む長野県の飯田市で生まれました。幼い頃には、まだ実家の近所で蛍が飛んでおり、よく家族で箒を持って蛍を捕まえにいったものです。しかし中学生になった頃から、離農の影響で田園が少なくなった事や、宅地の造成等により水質が悪化したのが原因でしょうか、近所でホタルが飛んでいる風景は、なかなか見る事が出来なくなりました。日頃自然に囲まれた生活をしていたので、当たり前になっていた環境は、実はとてもデリケートで壊れやすいものであったのです。 私は、この一宮平成ホタルの会の活動を通して、人間が生きるのに良い環境とは、私たち人間のみならず、ホタルを始め多種多様な生物が共存できる環境であると学びました。
 そのような良い環境を実現するのは経済性や利便性を重視する現代社会においては、大変難しい事かと思います。
 しかし、今を生きる私たちの使命として、次世代に向け少しでも良い環境を残していかなければならないと思います。そのためには、活動をしながら学んだ色々な知識を、家族や友人に伝えて、環境保護の輪を少しでも広げていくことがまずはその第一歩だと思います。 そして、その環境保護の輪の広がりと共に、ホタルの飛ぶ水辺がどんどん増えていく事を夢に見ながら、これからも活動に参加していきたいと思います。

「ホタルが教えてくれたこと」※を読んで

曜班  渡辺 秀雄

 ホタルを自宅で飼育してみたいと思いつつ1~2年が過ぎた。我が家では犬そしてメダカ、サワガニを飼っている。また植物は盆栽、山野草など350鉢ほどを栽培している。今では40年近く付き合ってくれている。好い加減な私によく付き合ってくれているものと思っている。
 今年は思いがけなく本会の副会長という大役を仰せ付かり、先ずはホタルの里親にさせて頂こうと思い、前橋先生指導のもと採卵をしたものを自宅車庫の容器に入れ、卵からの飼育を始めた。
 8月上旬の新聞朝刊1面の図書広告欄に子供向けと思われた「ホタルが教えてくれたこと」というタイトルの本を取り寄せた。読みながら今日までの本会の理にかなった活動に改めて感心させられた。
 この本は「ゲンジボタルの飼育」が主体であるが、ヘイケボタルにも通じるものがあると思い寄稿することにした。
 いずれにせよゲンジボタルに対する思いの強さに感心するとともに、自然との関わりについても多く学んだ。自分自身の知識の無さを露呈するようであるが、私の知らなかったことや疑問に思っていたことを数点箇条書きにする。

・エサとなるカワニナの大きさとホタルの幼虫の大きさ
 幼虫はその時の大きさによって力が違うので、自分の力で食べられるカワニナがいなければならない
 例えば一齢幼虫は殻の長さが2ミリ以下

・カワニナの敵(野外)
 サワガニ、アメリカザリガニ、魚(コイなど)、ヒル、ドブネズミ、水鳥

・ホタルの幼虫は成虫になるまでに何個のカワニナを食べるのか
 約24個(1匹と10匹の幼虫をケースで飼った試験結果)

・オスとメスの違い(羽化後の室内試験)
 平均寿命   オス6日 メス15日
 活動時間   オス、メスともに羽化後の日数によって差がある。例えば、3~7日後のオスはピーク
短く2回、メスは長く1回

・上陸の3条件
 1.水温が一年のうちでもっとも急に上昇する期間
 2.当日雨が降っているか昼のあいだに降って地面がぬれている状態
 3.水温と気温の差が少ない時で日長が13時間以上

・エサの与え方
 1.幼虫が探しあてれば食べられるようにしておく自然形
 2.ふたをとって食べやすくする
 3.殻をわって与える
 *エサは一匹の幼虫が食いつき、頭を入れると水にそのにおいが伝わり(白い煙のようにひろがってい<)次々に集まってきた幼虫が3~4匹も頭を入れて食べる

・幼虫の大きさの違いは何故
 孵化してから1ヶ月くらいの間にエサをどれくらい食べたかによって、大小ができるものと考える。

幼虫になって2年目、さらに3年目のものまでいる。
 総合的に考えると、体のサイズがみんな同じだったら全滅してしまうような洪水でも、大きさに違いがあれば、どれかが生き残る可能性がある。画一でないことによって、次の世代を残せる。
 以上が「ホタルが教えてくれたこと」を読んでの走り書きであるが、全体的な感想としては、当ホタルの会の目的でもある室内飼育、ホタル川飼育の活動を通じて丹羽さんが取り組んでいるような身近な川、水路でホタルが舞う姿を見れるよう努めていきたいと思った次第である。

※「ホタルが教えてくれたこと」 わたしの昆虫記②
著者   矢島 稔
著者略歴 ・豊島園昆虫館創設 
・東京都多摩動物公園長
・日本ホタルの会会長

楽しかったホタルの会

星野 真美

 わたしは、最初ホタルの会へ行ったとき、どきどきしていたけれど知っている人がたくさんいたので安心しました。
 ザリガニつりがあったときは、ちょっとこわかったけれどそのうちなれてきました。なれたら「ザリガニつりは楽しいもんだな」と思いました。
 毎月、第4土曜日になると「明日はホタルの会だな」と思って楽しみにしていました。ただ2月のホタルの会は、子ども会の6年生を送る会だったので行かれなかったことが残念でした。2月いがいずっと行ったのがわたしのじまんです。
 わたしがホタルの会の中で一番おもしろかった活動は、ホタルのかんしょう会でした。真っ暗な所でホタルの成虫をみたときすごくきれいでした。まえによう虫も光ると聞いていたけど本当に見たときはびっくりしました。でも成虫と光をくらべてみたら、よう虫のほうが光は強かったです。
 ホタルの会でいろいろやれたので楽しかったです。

竹やぶの中そしてホタルの乱舞

園班 伊藤 真志

 私が一宮平成ホタルの会に入会したのは、今から5年程前、確か第2回観賞の夕べが行われた年でした。同じ会社の中村さん(現在:浅野公園班班長)が既に一宮平成ホタルの会に入会しており、「ホタルを見たことある? ボランティアでホタルを育てているからホタルを見たことがないなら一度見に行く?」と誘われたところから始まりました。
 中村さんと会社の若い社員3人(その一人が僕です!!)とで車に乗り、大野極楽寺に出発しました。車を降り、暗い中、汗をかき、蚊にさされながら、大きな鍵のついた扉に到着しました。一宮市の大野水源につながる扉をあけてびっくり! うっそうとした木が生い茂っている中、茂みの真ん中にある道をワサワサと入っていく感じは、子供の頃、竹藪のなかにある秘密基地へ行くのを思い出し、別世界に迷い込んだ感じがしました。
 ホタル小屋に到着し、小屋の中でのホタルの乱舞に感動し、今から川や池をみんなの力で整備していくという話を聞いて、「環境整備を行って、自然を考えていくことは楽しそうだなー、僕もその中に入って作業をやってみたい!!! 僕入会します!!!」と次の日、中村さんに報告しました。
 当初は木曜日班に入り、なかなか夜の霧吹き作業などしか参加できず、木曜日班の方にはご迷惑をおかけしました。今は浅野公園班にかわり、作業を行っています。今一度、ホタルが育ちやすい環境整備を考えながら、今、自分に何ができるかを考えて作業を行っていきたいと思います。

 また、平成19年9月12日に待望の第1子が産まれまして、ついにパパになりました。こんな僕が親になるのは不安ですが、頑張って元気でかわいい子に育てていきたいと思います!もちろん子供部会入会予備軍です!! ちなみに女の子です!!!


浅野公園でのホタルの放流

ホタルが広げる地域環境づくりの輪

 一宮平成ホタルの会の皆さんが育ててきたホタルが、地域の自然を大切にと活動される方々、環境保全の大切さを学ぶ子供たちの手によって、広がり育っています。ホタルの飼育を通してホタルが生息できる環境作りに尽力される皆さんの熱い活動報告です。

光に魅せられて

野 景井 厚

 よもぎ野も今年で早いもので3年目を向かえることになり、より多くの方に観ていただき嬉しく思います。そしてより多くホタルが光輝いてくれたことに感謝しています。
 6月1日より6月17日までの2週間ホタル観賞会を催しました。よもぎ野(写真左下)のトンボ池あたりで10~15匹程度の光、そして奥の木橋(写真右下)まで進むと皆立ち止まり、口々に「これはすごい」「わーきれい」「すごい・すごい」などといろんな言葉を発して帰えられました。ホタル池では随時1000匹から1500匹のホタルが天の川のように光輝いていたからです。この光がひとりひとりに感動の言葉を生み出させたのでしょう。そして何人の人がこの言葉の意味を意識されたでしょうか・・・・この美しさ、きれいさは見るだけでは失われていきます。この美しさ、きれいさを守り、広め、そして自然の大切さを感じ取っていただければ幸いです。ホタルのような小さな生き物たちは敏感で、思いやりや優しさがあれば自然は回復し、また小動物の数も増え、その反対であれば絶滅し、本物の感動は二度と味わう事は出来ないでしょう。何をすれば環境を守れるのかの原点に戻れるいい機会でもあり、本来のよもぎ野の意義でもあります。
 もう一つの光は幼虫の光です。この光は宝石のように幻想的で、言葉では表現できないほどの美しさです。これが私だけの楽しみでもあります。上陸セットから産卵箱へ成虫を毎夜移し、そして卵から幼虫へと生命の第一歩が始まるのです。日時が経てば経つほど美しさが増し、元気かと「とんとん」と発泡スチロールの端を小さくたたくと、一斉にポッ・ポッと丸く滑らかな光が小宇宙のように光輝きます。そして「元気にしているよ」と答えているかのようでもあります。この光を観られることが私のエネルギーの源かもしれません。・・・・


よもぎ野全景(手前トンボ池、奥ホタル池)

ホタル池(手前が木橋)

青木川でホタルを育てて4年目・・・やっと今年は観られるホタルに・・・

ホタル育て隊 飼育担当  佐藤 靖郎

 4月8日、冬眠を終えた第四世の幼虫 3,500匹を隊員とその家族で、4月12日には、千秋保育園の園児 110人により、庭の池と川、田圃の水路に放流しました。
 そして5月末には、成虫が光り飛び始め、6月初めから近隣の皆様に、幻想的な光で優雅に飛ぶ姿を楽しんでもらうことができました。
 今年は、4年間の試行錯誤の苦労の成果が現れ、飼育小屋では、昨年の倍、庭でもたくさんののホタルが舞い、見学者はもちろんですが、むしろ飼育に苦労した隊員の皆さんが、たくさんの妖艶な光に驚き、感動を味わいました。
 また、近くの老人施設2ヶ所にも30匹のホタルを持ち込み、お年寄りの皆さんに喜んでもらいました。
 しかし、田圃の水路や庭の池や川には、昨年より多く幼虫を放流したにもかかわらず、期待したホタルの乱舞を見ることができまませんでした。
 これの原因として、4月、5月の寒気団の襲来、6月初めの肌寒い夜など、寒暖の異常が影響していると考えられ、また、放流場所の水質や土壌の変化、ホタルの幼虫をエサにするザリガニやジャンボタニシの繁殖も、大きく影響をしているのではないかと考えています。
 第5世の幼虫は、昨年より多く生育していると思われ、来年を楽しみにしています。このホタルを守るために、生育環境の手直し等の試行錯誤、ザリガニ、ジャンボタニシ退治等、自然と折り合いをつける格闘が続きます。


2007.4.8 隊員の放流

2007.4.12 千秋保育園児の放流

萬葉公園ほたるの会 活動報告

園ほたるの会  加藤 正典

 昨年の4月から飼育活動を初めて、はや一年半経ちました。現在会員数は30名(別に子供班18名)で、顧問の先生方のご指導のもとに、毎日活動を続けておりますが、その活動内容の近況を次の通りご報告したいと思います。
 昨年の4月始めに570匹のヘイケホタルの幼虫の飼育を始め、飼育小屋内で羽化産卵を経て、一年経った今年の4月1日に、飼育箱の幼虫を選別したところ、合計で3,500匹程おりました。これは、昨年の8月に飼育箱の水温管理の失敗から、10㎜程に成長した大きな幼虫が多数死滅してしまい、会員一同大きなショックを受けましたが、幸にも小さい幼虫がまだ生きておりましたので、その幼虫を大事に育てたものです。選別した3,500匹の幼虫を、1,000匹を飼育に回し、2,500匹を子供会の児童の手で自然園に放流しました。
 自然園では、5月の始めに最初の成虫を確認し、6月10日にはホタルの観賞会(「ほたるの夕べ」)を開催して、近隣周辺の方々約800人程の来場を頂き大盛況に終りました。
 一方、飼育に回した1,000匹は、5月24日に上陸セット内で最初の成虫を確認してから6月22日までの約1ヶ月間、毎晩、成虫の雄雌選別作業を行い、合計で773匹の成虫を捕捉しました(羽化率77.3%)。
 現在、産卵箱で孵化した幼虫を、飼育箱(発泡スチロール箱)10箱に分けて飼育していますが、今年の夏は猛暑日が続いた為、昨年の水温管理の失敗を繰り返さない様に、7月末から8月末の1ヶ月間、会員交代で、毎日、朝・午後2時・午後5時の3回、飼育箱の水を大柄杓で5~6杯井戸水と入替えて、飼育箱の水温を28℃以下に管理しました。お蔭様で、現在のところ幼虫の死骸等も見当たらず、順調に成育しております。
 又、9月16日には、子供会の児童の手で、飼育箱の幼虫を大・中・小に選別する作業を行い、その結果、合計で約13,000匹の幼虫を捕捉選別しました。
 これから、この幼虫を大事に育てて、来年の4月には又1,000匹程度を飼育に回し、残りを自然園に放流して、近隣周辺の皆さんに幻想的に乱舞する光を、心行くまでご観賞頂きたいと思い、これからも会員一同、一生懸命飼育活動を続けて行く所存です。


4月1日子供会による幼虫の放流

9月26日子供会による幼虫の選別

ホタル飼育一年生

信用金庫  水野 國昭

 今年4月に「いちい信用金庫」本店新築用地の南側で通称名「ホタルの庭」が完成し、4月13日に「一宮平成ホタルの会」よりヘイケボタル1,000匹がお興入れし、飼育小屋に450匹、大きい池に550匹放流しました。5月の後半より6月の始めにはホタルの飛び交うのを確認できました。7月19日が最高で30匹以上飛んでいました。
 「ホタルの庭」の中は、南側のマンション階段灯の灯りが庭に入りこみ、かなり明るいので、目隠し用の庭木を入れたがまだ灯りが漏れる。来年は一般公開の予定であり、それまでに庭木が茂ることを祈っています。
 飼育小屋で成長した成虫は302匹で孵化率は67%、現在卵より孵化した幼虫は約3,200匹でした。
 初めてのことであり水温を心配し、7月27日に飼育小屋にエアコンを取り付け、水温は20℃~23℃に保っています。また、汲み置きの水も用意しました。
 卵の採集も6月より行い、飼育を始めましたが、社員にホタルの幼虫を見せると、これがホタルになるとは想像できず、「えっホントですか」と驚いています。
 すべてが勉強で未だに飼育方法がわからなく無我夢中であり、例会に出席して勉強をする次第です。

里親便り

「ホタル里親」の夏

長谷川 忠治

 「暑いですねぇ」人に逢うたびに出る言葉。6月には涼しくて今年の夏はあるのかと心配していた。ところが8月になった途端に記録破りの猛暑。
 ホタル幼虫の水槽の水温を、朝9時に測っていると25℃を越えている。今日は水温が30℃を越えるかも知れないと心配する日も多くありました。
 当家のホタルの飼育場は、夏場の暑さ対策として「ヨシズ」「遮光ネット」を施しているが、今年の暑さはそんなものは物ともしない暑さだ。水替えをすれば少しは水温が下がる。しかし水道水は生暖かい。いよいよ冷蔵庫の氷のお出ましだ。ペットボトルへ水を入れて水槽4個分を常に凍らせておく。また、スーパーでの氷菓子等のドライアイスも活用しています。午後3時頃に27℃前後ならばひと安心。
 夕方少し涼しくなったので、ホタルの餌の「タニシ」捕りに出掛けると、タニシは昨年までよく捕れた所でも、今年は全然いなかったり、ジャンボタニシが多く発生したり、生態が年々変わっている。タニシの捕獲は、温度の変化による死と悪臭を防ぐために、数日間分を捕ってくることにしている。
 たまにホタル小屋へ「タニシ」を持っていく時は、捕獲後2~3日水道水の中に入れておき、よく洗ってから持っていくことにしている。
 里親制度は、今年のような「異常気象」に備えるために実施されたものであり、その目的を肝に銘じて、他の里親の方々と情報を交換しながら、苦労を楽しみに変えて頑張っています。


アレチヌズビトハギ

ジュズダマ

ツユクサ

ミズヒキ
野鳥園に咲く花々
ヤブミョウガ

トピックス

池・小川の再生計画案あれこれ

土曜奇数班 加藤 重明

トンボが飛び交い、オタマジャクシで池面が黒くなる池に戻すために!

1.現状の池に思うこと

(1)アメリカザリガニが移入し、これまで駆除に努めてきたが、駆除するに至らず、元来生息していたトンボやカエルなどの水生生物が激減したとともに、オオカナダモ、マツモ、アサザ、アオミドロなどの水生植物も壊滅するなど、生態系が大きく変わってしまった。その原因について、経年の土砂堆積による底質の変化(嫌気発酵と無酸素状態)、また水源となっていた井戸の位置変更による水質の変化なども考えられるが、アメリカザリガニに因るところが大と推測される。
(2)アメリカザリガニの駆除に多大なる労力を費やして、会本来の目的達成のための活動に支障をきたしている。また費用的(おとり餌のスルメ)にも負担感が増してきた。
(3)アメリカザリガニが移入される前までは順調に飼育数(ホタル)を増やしてきたが、移入後は減少に転じ本年度はかなり厳しい状況にある。

1.当面の対策に思うこと
(1)アメリカザリガニを駆除するために給水を止め日干しにする。
(2)期間はヒキガエルが産卵する2月初旬までとする。
(3)土中で潜伏しているザリガニの駆除と堆積土砂(ヘドロ)を除去するために、第一の池は堆積土砂を約20cmすきとる。第一の池は葦の根が充満しているので人力作業は困難を極めるために小型重機での作業が必要となる。この作業は公園管理者へ依頼する。第二、三の池及び小川は堆積土砂を約10cmすきとる。第二、三の池及び小川は狭隘なため機械で作業ができないので人力作業とする。優先順位としては第三の池、第二の池、小川の順とする。作業は奇数土曜日の午前9時からとし参加できる者が行う。曜日毎の作業はホタルの世話を優先とし余力がある班が自主的に行うものとし強制するものではない。
(4)タニシ、カワニナなど外部環境から園内に持ち込むものは、直接池・小川に放つのではなく、池・小川と隔離した生簀で一定期間生かして、目的外の生物は駆除する。
(5)例年、冬の休眠前の選別数に比べて春の放流数が約5、6割となる。今年の飼育数はかなり厳しい状況にあるので、丁寧に飼育して歩留まりを高める必要がある。
(6)来年放流できる数に限りがあるため、予め放流する場所を決め、その場所を集中的に環境整備する必要がある。
(7)いつでもだれでも近くでホタルを観察できるように、今年度以降工事が計画されている野鳥園南側のせせらぎの一部にホタルも生息できる環境を整えるように公園管理者との協議を要する。

平成18年度研修会

浅野公園班  山本 千夏

 平成18年12月9日(土)、前橋先生、日置会長のもと、約60名は、NPO法人グラウンドワーク東海を通じて交流のある「内山川ホタルを守る会」(豊橋市岩崎町)を訪ねる視察研修会を行いました。
 視察先の豊橋市岩崎地区は、豊橋市東部を流れる内山川(豊川の支流)沿いの緑豊かな里山と田園に囲まれた集落です。
 緊急防災対策河川事業のための改修工事で、全面コンクリート張りとなった川べりを自然の姿に戻そうと、平成11年「内山川ホタルを守る会」を設立。"ゲンジボタルをはじめとする水生生物の保護と河川愛護活動"を目的として、岩崎町内内山川沿い79世帯約250名の会員の方が活動されています。川辺の環境改善とともに、子供たちと川の生き物調査を行い、身近な環境への関心を高める活動も行っています。
 現地では、小雨の中、約1時間にわたって「内山川ホタルを守る会」のコーディネータの川合郁郎さんに現場を歩きながら河川改修の様子、溶岩ボードの施工の様子をご説明いただくとともに、会員からの質問にお答えいただきました。
 帰り際の「内山川はまだまだ自然が残ってますが、最近、ゴミの不法投棄や住宅の増加で少しずつ水質も悪化してきてますので、住民方へ協力をお願いしています。」とのお話には、身近な環境を守ることの大切さを感じました。
 研修会終了後は、浜名湖畔へ場所を移し、会員の皆さんと親睦の膳を囲み、曜日班を越えての交流を図ることができました。あいにく終日小雨の中の研修会となりましたが、同じくホタルもすめる環境づくりを目指す「内山川ホタルを守る会」のお話を伺え大変有意義な一日となりました。

平成19年度前期(4月~9月)例会活動状況

平成19年度総会
及び臨時例会
3月25日 総会(参加者43名)、懇親会(参加者46名)例会(参加者45名)
4月例会 4月月22日 幼虫選別、放流、放流場所への餌やり(参加者24名)
5月例会 5月27日 産卵セットの設置、小屋とその周辺の整備 子供班は竹の子掘り(参加者30名)
6月例会 6月25日 卵採集、アメリカザリガニの駆除、竹の伐採 子供班は竹とんぼつくり(参加者24名)
7月例会 7月22日 池・小川への給水停止、小屋のネット取り外し 子供班は水中生物の観察(参加者31名)
8月例会 8月26日 幼虫選別、水槽及び観察セットの水替え、草刈 子供班は樹名板の設置(参加者30名)
9月例会 9月23日 幼虫選別、池・小川の整備

その他の活動状況

竹炭、竹細工販売 5月3日~5月5日 07いちのみやリバーサイドフェスティバルにて出店
子供班 5月月11日 上陸する夜の幼虫観察会(保護者も参加)
ホタル138 6月2日~7月1日の土日 138タワーパーク主催
ホタル観賞の夕べ 6月1日2日
15日16日
(延べ参加者120名)
来園者:各日300名×4日=1,200名
ホタル観察会 6月8日 子供班、賛助会員(保護者も参加)
真清田神社ホタル観賞会 6月9日 さわやか三二会主催(観察者 約1,000名)
ホタル観賞の夕べ反省会 7月6日 親睦会

☆平成19年度後期(10月~3月)の主な活動のお知らせ

07いちのみや秋のみどりとくらし展

  ※ 日  時   平成18年11月3日(土)・4日(日)
  ※ 場  所   大野極楽寺公園
  ※ 一宮平成ホタルの会で竹細工の出展をしますので、都合がつく方は応援お願いします。

研修会

  ※ 日  時   平成19年11月18日(日)
  ※ 場  所   西尾市(平原ゲンジボタルの里保存会)(予定)
  ※ 内  容   現地視察
  ※ 参 加 費   2,000円(昼食費)

身近な環境改善活動に参加しましょう

 今年も身近な環境改善活動の一環として、下記のとおり、川の清掃活動等に参加します。ご協力をお願いします。

◆ 『川と海のクリーン大作戦』・・・主催 一宮市
  ※ 日  時   平成19年10月21日(日)午前8時から1時間程度(小雨決行)
  ※ 集合場所   ツインアーチ138西側(渡橋下流側)駐車場

◆ 『大江川クリーン作戦』・・・主催 グラウンドワーク一宮実行委員会
  ※ 日  時   平成19年11月10日(土)午前9時から10時30分(小雨決行)
  ※ 集合時間   午前8時30分
  ※ 集合場所   天道公園(羽衣1丁目、和光交差点南西角)
  ※ 駐 車 場   競技場北側の競輪場駐車場をご利用ください。
  ※ 持 ち 物   掃除道具、軍手、長靴など(ゴミ袋以外は用意されません。)

新年会(予定)

  ※ 日  時   平成20年1月5日(土)午後6時から
  ※ 場  所   扇矢(市役所本庁舎東)
  ※ 参 加 費   男性:5,000円 女性:4,000円

「一宮平成ホタルの会」の事務局として

 公園緑地課長  坪内 将広

 公園緑地課に配属され、約一年半になります。
 配属された一年目は、全てが新しい体験で、一兵卒としての日々でありました。
 一宮平成ホタルの会の対応も、事務局長として、主に、担当職員の業務を見守るという立場で接してきたことから、会における連携や活動に希薄でありました。
 しかし、一宮平成ホタルの会の皆さんが、ホタルが舞う姿を市民に見せてあげたいという夢を持ち、素晴らしい仲間とともに励ましあい、助け合いながら、毎日その夢を求め続けている姿により、私に夢を求めて生きることの大切さを教えてくれました。
 今、自分たちの子供時代に遊ぶことができた自然を取り戻し、ホタルが自然に舞う環境を次世代に引き継がなければならないと思っています。

ホタルの放流数の記録

平成12(2000)年春 400匹
平成13(2001)年春 約 6,000匹
平成14(2002)年春 約34,600匹蚊帳の中が成虫でいっぱいでした。
平成15(2003)年春 約37,500匹
平成16(2004)年春 約20,000匹幼虫は発育不良で成虫が激減した。
平成17(2005)年春 約10,000匹
平成18(2006)年春 約16,800匹やっと回復するのかと期待でいっぱい。
平成19(2007)年春 23,135匹

編集後記

 会報の編集に携わって5年になりました。会報作成に当り「一宮平成ホタルの会」の活動について、毎年たくさんの皆さんから寄稿していただいており、ありがとうございます。
 会報は、会員を横につなぐ役割を担うものだと思っています。日頃、曜日別に活動しているため、班が違う会員同士が疎遠になりがちです。それぞれの会員が何を感じ、何を考え、どのような意見があるのかを皆さんに伝え、お互いを知り合えるようしたいとの思いです。
 会員の中には、日頃、ひたむきに、目立たず活動をしていただいている方がたくさんお見えになります。前々から、それらの方々に、その背景やら思いを寄稿してもらえないかと期待しているのですが、それがなかなか叶いません。
 それならばと思い、今回この場で「陰の立役者」お二人をご紹介いたします。
[その1]
 金曜班の班長、森さんです。平成17年会報の編集後記でマムシの発見者としてご紹介した方です。自然の中でお育ちになったせいか、野性味たっぷり、それにも拘らず肌理(キメ)細やかな方です。幼虫の飼育に欠かせない、水換えで使うタモを手作りし、いつも補充したり、修理していただいております。また飼育小屋が整理整頓されているのは、彼女のおかげです。感謝!感謝!
[その2]
 日曜班の班長、宮崎さんです。観察ノートをご覧になればお分かりになりますが、綺麗な字で、克明に、小屋やその周辺、活動されている会員の状況が記録されてます。その観察眼には脱帽です。日曜日は、どこでも行事が多く、当番の集まりが悪いらしく、彼女が一人で当番をされることもあるそうです。そんな中、時々詩も書いておられ、ホッとさせられます。広報班としては、月例会が日曜日であり、彼女が書いた記録が、後日月例会の活動を確認する時、大変助かっています。感謝!感謝!
 この他にも、タニシやカワニナの確保、ザリガニ退治、ザリガニ捕獲器作り等など、見えないところで、黙々と飼育活動を支えてくれている方がおられます。これらの方を広く知っていただきたいと思います。自薦、他薦を問いませんので、是非ご紹介したい方がありましたら、記事として投稿いただくなり、広報委員にお知らせくださるようお願いいたします。
(広報委員代表 佐藤 靖郎 記)

会報編集委員
  • 佐藤 靖郎
  • 山本 千夏
  • 松原 幸男
  • 加藤 重明
  • 伊藤 勝英
  • 山田 芳久
  • 中川 しのぶ
  • 岩田 智弘
  • 伊藤 真志
一宮平成ホタルの会
会長 日置 須務

事務局 一宮市役所公園緑地課
TEL (0586)-73-9111

発行人 一宮平成ホタルの会
発行日 平成20年10月1日