一宮平成ホタルの会

平成15年 会報第5号

ホタルの会員のみなさんへ

顧問 前橋 利典

平成ホタルの会が発足し、4年が過ぎようとしています。しかし、私にとっては毎年が初年度です。私がもっていった400匹のホタルが何万匹になったということは、今は忘れています。もっと乱舞し、誰が見ても目を見張るその時に思い起こすと思います。
昨年度までは順調に多くのホタルが乱舞し、多くの人たちの感動を呼びました。本年度は異常気象のためかややすくなかったという感がしないでもありません。しかし、私が知り得る全国の情報から調べてみるとよく乱舞した方だと思います。

これも会員の皆さんがホタルを愛し、1匹1匹の幼虫を1年を通して大事に育てられた結果だと思います。
会員の皆さんの活動を見て、私がいつも感心するのはホタルに必要なことを目立たないところで気配りをされていることです。タニシやカワニナの収集、草刈りなどホタルが飛ぶために自ら進んで活動される人が多く見えます。

また、毎日の当番活動を通して飼育にかかわる発想を意見として出され、取り入れていくことで今日のホタルの会があります。

これからはゲンジの飼育も加わってきます。会員の皆さんと共に研究や飼育活動を続け、多くのホタルが乱舞する夢を実現したいと思っています。


荒井 豪くん(子供部会)

会長より

一宮平成ホタルの会 会長  日置 須務

会員の皆様、毎日大変な作業、御苦労様です。
皆様に対する感謝の気持ちは忘れていません。
会が発足して、4年目になりますが、想像を絶する天文学的な数字が表われました。
この数字は、会員の皆様のホタルに対して夢があり、愛情の表われとも言えるかと思います。
この気持を忘れない様、会員相互の親睦を計りながら続けていき、自然環境を整えながら、夢実現に向って、この会が益々大きく発展することを期待して・・・・

最後に、私の蛍に対する気持は、
"蛍も良し、雪も良し、されど燈さらに良し、日頃の贅沢に感謝せよ"
デス・・・・

私たちの活動の
場は自然が一杯、
自然の大切さを実感!

目次

  1. ホタルの会員のみなさんへ」顧問 前橋 利典
  2. 日置会長の言葉
  3. 大野極楽寺公園野鳥園歳時記 観察日誌より
  4. 「ホタル小屋にて」 松元 七子(水曜班)
  5. 「ホタル」 木村 君子(金曜班)
  6. 「もう一度昔のように」 丹羽 三五(奇数土曜班)
  7. 随筆「温度計」 松原 幸男(火曜班)
  8. 蛍舞う一宮名所に 船橋 正暁(木曜班)
  9. ホタルの会 長谷川 秀樹(子供部会)
  10. 平成15年度前期活動状況
    12月以降の活動のお知らせ
  11. 参加者募集のお知らせ
    「川と海のクリーン作戦」
    「大江川クリーン作戦」

  12. 勉強会、懇親会開催のお知らせ
  13. 編集後記

大野極楽寺公園野鳥園歳時記(活動記録365日)

4/18
幼虫の上陸が始まりました。about20匹(日置会長)
4/20
今日までの川への放流数 24377匹 (宮崎さん)
4/30
ジャンボタニシが活発に動き始めました。
それと卵が沢山あります。毎日除去をお願いします。
5/18
小屋の中が上陸していてとてもきれいでした。
もうすぐ飛び始めるのでしょうか。
5/21
第三の池の岸辺に成虫が20匹近くいました。(日置会長)
5/31
作業と観察に来ました。
幼虫500匹位? 成虫100匹位?光っているような?
6/1
小屋の中の何匹かネットにくっついて、きれいに光っていました。(日比野さん・筧さん)
6/7
昨日の観賞の夕べは大勢の人でにぎわいました。
今日はタケノコ掘りです。
6/23
西側の箱幼虫(最初)の発見。(前橋先生)
7/5
今年生まれた幼虫の確認ができ、皆で感動しました。
7/16
トンボの季節です。ショウジョウトンボの群舞、キイトトンボも小じんまりと群舞、シオカラトンボもいます。ホタル池はトンボの楽園でもあります。素晴らしい。
8/5
卵取りをしました。霧吹き餌やりお願いします。
8/25
ゲンジケースに氷10個いれました。
9/9
タニシ600匹持参しました。(浅野さん)
9/14
幼虫もずいぶん大きくなりました。
タニシをつぶして与える必要ないと思います。(前橋先生)

(観察日誌より原文のまま転載 山本)

ホタルの他にも池や小川にはいろいろな生物がいるよ。
メダカ、ザリガニ、ヤゴ、ゲンゴロウ、オタマジャクシ!

ホタル小屋にて 松元 七子(水曜班)

ここは一宮で、唯一残された自然の森、この森の池にホタルが還って来ることはこの森を守る手助けになるよ。そうね、この森の植物についても勉強してみたいわ。四季折々に、いろんな植物を見かけるから。ここに来るのが楽しみ。空気がおいしい。もっといろんな人に、ここの美しさを知ってほしいな。
ところで近頃ホタルをイベントに利用しているようで残念、私の考えすぎ?住み処のない所へ運ばれたホタルの命はどうなるのかしら?ホタルの命大事にしたいね。そしてホタルだけが生息できればいいのではなく、光明寺緑地全体の生物も共生してほしいよ。それぞれの思いの会話がはずみます。いつの日にか誰でも、いつでも、ここに来てホタルや、トンボ、植物などの観賞ができる日が訪れてほしいと願っております。ホタルが舞う姿をもう一度、こんな思いを抱き始めたのはなぜ?拒むことも知らずに、ひたすら我が命をつなぐために、乱舞するホタル、ホタルを見守り育てていくことが、自然破壊の歯止めとなること信じて...。

自然を守るのは大変。でも頑張ろう!

ホタル 木村 君子(金曜班)

蛍と言えば、幼き妹達と植田の細道を駆け廻った日々が、懐かしく思い出されて来ます。
今年は羽化が少し遅れたとか、市民の森のデッキより蛍川に沿って、飼育中の体験など話しながら道案内をしました。皆さんがとても真剣に聞いて下さったのが、深く印象に残っています。
◇花蕾ふくらむ朝 鍵付けて平成蛍の会員証とどく
◇唾液にて タニシの肉を溶かしつゝ 養分のみ吸う蛍の幼虫
◇土の中に 土繭作る蛹らは すでに蛍の光を放つ
◇現し代に 煌く万の光景か 蛍観賞会の舞台に
私を蛍の会に入れて下さった友達、そして長欠した私を心よく迎えて下さった金曜班の方々、心より感謝至して居ります。
健康には十分留意して、尾張平野の一角木曽川畔に、蛍の飛び交う日を夢見て、蛍ボランティアのお手伝をさせて頂きたいと思います。

体も自然も労(いた)わろう!

"もう一度昔のように" 丹羽 三五(奇数土曜班)

蛍舞う 川辺に聞こゆ ほたる来い
誘蛾灯 野外映画の 帰り道

この二句は、四年程前大阪に居た時、昔を思いだし作った拙句である。
この句にある情景は四十数年前の物である。
私は小牧に生まれ育ったが、その頃蛍は近くの川岸で、数え切れない程見られた。
"こっちの水は甘いぞ"と蛍に呼びかけた。
川岸には柳など草木が生い繁り、川の中にはしじみやからす貝の他、白ハエやもろこ、 センパラなど今では見かけない魚も居た。しかし、護岸工事を境にしてだろうか蛍の姿は消え去った。
小牧で再び住むようになって、もう一度昔のように蛍の舞う姿を見たいと思うようになり、 二年前本会に入会した。
皆で作った小川や池の辺りで、蛍の舞う姿を二度見ることができた。
今後は公園外でも蛍の住める環境作りに努力し、昔のような情景をめざし、頑張ってゆきたいと思う。

甘い水場を
たくさん作ろう!

随筆「温度計」  松原 幸男(火曜班)

火曜日にホタル小屋へ行くと、まずアルコール温度計を見る。
さて温度は、FとCがあるが我々は、Cの方が親しみ易い。
40数年前、新聞まんがでサザエさんが買物にきて「80匁下さい」と言う。そこで主人が「100匁が375gだからエート・・・」とやっている。そして夜、主人が妻に「今日からメートル法実施で気疲れするよ」と言うと「だから2dl程つけといたわよ」と、とっくりを持って出てくるのが載っていた。
だいたい1つの物を計るのに2つの単位を用いることは日本人のお得意らしい。
坪に㎡、合にml、曲尺に鯨尺、洋服に下駄の文化がぬぐい切れないでいて乱雑である。
街を歩いて右側通行すれば人とぶつかりそうで、左側を通った方が歩き易いと言うお国がらである。
しかしやっぱりピンとくる表示がほしい。
日向水位だと言う替りに摂氏何度と言うが、セルシウスが水の氷点を0、沸点を100とし、その間を等分して定め(摂氏℃)、片やファレンハイト(華氏°F)が別の基準で作ったことは、諸賢先刻ご承知のはず。
メートル法実施から随分たったが、今一度多少の困難はあっても温度表示やその他も一定にするよう呼びかけては、如何でしょうか。

そうだ、そうだあの頃はホタルが飛んでいたんだ!

蛍舞う一宮名所に 船橋 正暁(木曜班)

今年のホタル観賞の夕べも、大盛況で終りました。会員の皆さん、お疲れさまでした。
子供達の喜びの声、熱心に説明に耳をかたむけ、種々質問をされる方など、多くの方が幻想的に美しく舞う蛍の光を見て、自然環境保護の大切さや、本当の心の豊かさを感じられたことと思います。
駐車場での道案内や、園内での説明での、皆さんの声を1.2あげてみますと、「近隣の市から来たが、観賞券なしで見せてもらえないか」とか、「蛍の名所といわれるところへ出かけたが、二、三匹しか見られなかったが、ここはすごい」
との声も多く聞かれました。
こうしたことから、飼育小屋まで見てもらう観賞会とは別に、いつでも見られる東池のテラスに、蛍の一生と観賞出来る時期を明示した案内看板を建て、一宮の名所として広くPRしてはどうでしょうか。
市民の方にも、意外と知られていません。
ゴミの減量や環境保護にも取組む一宮市行政への認識も、更に高まるものと思います。

グッドアイデア
早速誰かデザインを!

ホタルの会 長谷川 秀樹くん(子供部会)

ぼくは、ホタルの会に入ってから今年で2年目です。
一番楽しかったのは、ホタルのせんべつ作業です。
友達と、競争をしたりしました。
あと、夜のホタルかんしょう会が楽しかったです。
多い時は、10ぴきぐらいいっしょに見れて、とてもうれしかったです。
ホタルをさわったときも、うれしかったです。


福田 翔五くん(子供部会)

平成15年度前期例会活動状況

3月30日平成15年度総会(参加者46名)、懇親会(花見)(参加者61名)
4月臨時例会
(4月6日)
幼虫選別、放流(~4/7の放流数20,000匹)
竹炭用の竹切り出し(参加者21名)
4月例会
(4月20日)
幼虫選別、放流(~4/20の放流数23,600匹)
竹炭用の製材(参加者27名、子供部会29名)
5月例会
(5月26日)
幼虫選別、放流(~5/26の放流数30,637匹)
子供部会は竹の子掘り(参加者43名、子供部会32名)
6月例会
(6月23日)
幼虫選別、放流(~6/23の放流数35,917匹)
子供部会は水辺の生き物観察(参加者24名、子供部会29名)
7月例会
(7月27日)
幼虫選別、放流(~6/23の放流数37,317匹)
(参加者19名、子供部会15名)
8月例会
(8月25日)
浮き草の除去、草刈、飼育ケースの水の入れ替え
(参加者18名、子供部会16名)
9月例会
(9月24日)
幼虫の選別、タニシ養殖場の整形、通路の除草
(参加者32名、子供部会20名)

その他の活動状況

5月3~5日03一宮リバーサイドフェスティバルにて竹炭の販売(延べ参加者83名)
5月17日子供部会 上陸する幼虫の観察会(参加者79名、保護者を含む)
6月6~7日ホタル観賞の夕べ開催(来園者各日300名、ホタルの会68名)
6月13日子供部会 ホタル観賞会(参加者100名、保護者を含む)
6月14日真清田神社ホタル観察会(さわやか三二会主催、参加者約1000名)
6月15日萬葉公園ホタル観察会(萬葉公園顕彰会主催、参加者約500名)
6月20~21日ホタル観賞の夕べ開催(来園者各日300名、ホタルの会56名)
7月12日ホタル観賞の夕べ 反省会(参加者50名)

12月以降の活動のお知らせ

  • 12月の月例会は12月14日(日)午前10時から12時
  • 1月10日(土)午後6時よりに新年会を開催します。
    場所:やっこ(市役所東)
    会費:男性5,000円 女性4,000円
    申し込み:12月14日までに各曜日班長へ
  • 1月、2月、3月の月例会は1月25日(日)、2月22日(日)、3月28日(日)いずれの日も午前10時から12時
  • 総会は3月28日(日)月例会に先立ち大野極楽寺公園管理棟で9時より開催を、また例会終了後に花見の開催を予定しております。詳細は後日ご案内します。

参加者募集のお知らせ

本年も身近な環境改善活動の一環として、下記のとおり川の清掃活動に参加します。ご協力をお願いします。
  • 『川と海のクリーン大作戦』......主催 一宮市
    • 日時
      • 平成15年10月26日(日)午前8時から1時間程度(小雨決行)
        尚、10月定例会は川と海のクリーン大作戦終了後に行いますので野鳥園へお集まりください。
    • 『大江川クリーン作戦』........主催 グラウンドワーク一宮実行委員会
      • 日時
        • 平成15年11月15日(土)
    • 午前9時から10時30分(小雨決行)
    • 集合時間
      • 午前8時30分
    • 集合場所
      • 天道公園(羽衣1丁目、和光交差点南西角)
        (昨年までとは場所が変わりました。)
    • 駐車場
      • 競輪場北側の競輪場の駐車場をご利用ください。
    • 持ち物
      • 掃除道具、軍手、長靴など(ゴミ袋以外は用意しません。)

申し込み:10月26日までに各曜日班長へ

勉強会、懇親会開催のお知らせ

  • 平成15年度は視察会に代わり勉強会を開催します。勉強会終了後、懇親会とします。
    • 日時
      • 平成15年11月23日(日)11月例会後11時頃~概ね1時間
        尚、11月定例会は午前9時より始めます。
        勉強会終了後、懇親会(小雨決行)を開催します。
    • 場所
      • 勉強会・・・大野極楽寺公園管理棟視聴覚室
      • 懇親会・・・大野極楽寺公園バーベキュー広場
    • 参加費
      • 勉強会・・・無料
      • 懇親会・・・大人1500円、子供無料

    申し込み:10月26日までに各曜日班長へ

    編集後記

    皆さんから快く原稿をいただき、ありがたくお礼を申し上げます。
     小学生の皆さんからの、心温まる絵には感激しました。
     編集委員の方々のご意見やお力で「会報No.5」を何とかまとめあげることが出来ました。
     飼育活動の1年を思い起こせば、前橋先生のおっしゃっている「気配りと自ら進んで活動する」力の結集の成果でした。天候不順にも係わらず乱舞した方だ、との言葉に「私たちの気持も乱舞」ではないでしょうか。

    編集委員の今後ですが、編集委員は会報だけの担当ではありません。
    今後は広報委員に変身し、掲示板やインターネットなども使い、日置会長の言われている「会員相互の親睦を図る」ための情報発信・交流を行うことを目指します。
     それには、自薦か他薦で各曜日班から最低1名参加していただき、より充実した広報活動をしたいと思っています。(記、佐藤)

    会報編集委員
    • 佐藤 靖郎
    • 伊藤 勝英
    • 伊藤 真志
    • 岡本 千世
    • 松元 七子
    • 山田 芳久
    • 山本 千夏
    一宮平成ホタルの会
    会長 日置 須務

    事務局 一宮市役所公園緑地課
    TEL (0586)-73-9111

    発行人 一宮平成ホタルの会
    発行日 平成15年10月10日