各務原市立稲羽西小学校
「稲西小のホタル」 各務原市立稲羽西小学校 四年担任 岩井秀行
昨年、PTA 、地域の多くの人々の協力で、ビオトープが完成しました。
ここに少しずつですが、三十年前の自然を再現し、いなくなった生き物を復活させています。 三十年前には、この地域にも小川があり、たくさんの魚が泳ぎ、ホタルが舞っていました。日のある内は魚を捕り、日が暮れるとホタルを追った子供の頃が思い出されます。
現在、ビオトープの小川と池には、たくさんお魚が泳ぎ、子ども達や地域の人の憩いの場となっていますが、ここに平家ボタルを復活させ、より魅力的な場にするため、自然のしくみを学ぶため、ホタルの棲める環境整備を進めると共にホタルの飼育をしています。
ビオトープ作りでご指導をいただいているNPO法人トンボと水辺環境研究所代表の川口邦彦さんの紹介で、一宮平成ホタルの会の日置須務さんに来ていただき、平家ボタルの飼育を始めました。「一宮平成ホタルの会」から、二百匹の幼虫をいただき、四年生の子ども達が毎日、世話としています。
羽化させることが出来たのは、わずかに二十数匹で少し残念でしたが、平家ボタルの愛らしい姿と輝きには感動しました。赤ちゃんも無事産まれ、スクスクと成長し、八月上旬で五十匹ほどが十二~十五ミリまで大きくなり喜んでいます。
八月現在、ビオトープには、PTAの人と一緒に採ってきて放流したタニシが定着しました。しかしマユ床となる柔らかい土やアシ・笹などの茂みの整備は、これからです。ホタルが羽化しない時、産卵が確認できない時、水温が上がって困った時、SOSを発する私どものためにわざわざ学校まで来て、励まし助言してくださった日置さんに心より感謝しています。
来年の夏にはまた、ホタルの美しい輝きが見られるようこれからもがんばります。

2005年06月01日