ホタルの会に入って
火曜班 阪下 勝朗
初夏が近づく6月頃になると、各地でホタルを観賞する会が開かれます。私は孫にホタルを見せてあげたく真清田神社ホタル観賞会を見に行きました。真清田神社に到着し大変びっくりしました。それは、市街地域の多くの人々が集っていて入場制限がなされ、またホタルを見るのに時間制限があって、ゆっくり観賞することは出来ませんでした。それでもホタルを見にきた子供連れの家族の方、若い人、年輩の人が大変感動し喜んでいる姿を見て、ホタルに思いを寄せる人や思い出を持っている人が多いのに気がつきました。
私の故郷は自然がいっぱい残っていて、子供の頃、ホタルが飛び交う群れの光がとても印象深かったことを思い出しました。
定年退職し、何か社会に貢献できるものはないか考えていたとき、友人(一宮平成ホタルの会員)からお誘いを受け、入会させていただきました。まだ入会して数ヶ月しか経っていませんが、先輩方にホタルの飼育方法や知識を教えていただき、作業終了後は場所を変え、コーヒーを飲みながら楽しくミーティングをしています。
かつて人里のシンボルだったホタルが大野極楽寺公園の野鳥園で飛び交い、神秘的な美しいホタルの光を多くの人々に観賞していただきたいと思い、先輩方と共に飼育活動を頑張っていきたいと思っています。
会報第9号(平成19年10月発行)より
2008年03月26日 | コメントの記入はこちらから
ホタルと環境共育
月曜班 苅谷 貴英
今年も、ホタル観賞会が盛況の内に「あっ!」という間に終了した。何時ものことながらホタル観賞会は「ドキドキ!ワクワク?」します。
ホタル観賞会に参加される市民の人達はどんな気持ちで参加されるのでしょうか? 昔、家の近くでホタルが飛んでいた原風景を思い出し参加される人、ホタルの飛んでいる姿が珍しいと参加される人など様々な思いがあると思います。
自分はいつも、1ボランティアとして何も考えずにホタル小屋へ通って、いつものようにホタルにエサを与え、池のザリガニを駆除するという作業を行っています。先日、自分達はホタルの飼育活動を通して「何を伝えようとしている?」という疑問に駆られました。・・・ホタルの会としては「自分の家の周りでホタルが住めるような環境を取り戻す」ことでしょうか・・・? 本当に大切なのは
「どうしてホタルがいなくなってしまったのか?」
「人とホタルが共に生活するためにわたしにできること?」
を考えることの大切さを広めることだと思います。
ホタルの会が日頃行っているホタルの飼育活動を通して(ホタルと一緒に暮らせる)環境について考えることは、一般に環境教育と言われているものです。余談ですが、この分野の人の中には好んで、生き物との共生(共に生きること)について考える教育を環境教育という字を充てる人もいます。
ホタルの会の活動は、「地球に優しい活動」ということは誰にでも判っていただけることです。自分も会の皆さんと一緒に「ホッ!と心安らぐ場所=ホタル観賞会」を実現するために、これからもホタルの飼育活動を続けると共に、ホタルと人が共生できる環境づくりを進めていくことが大切だと思っています。
会報第9号(平成19年10月発行)より
2008年03月26日 | コメントの記入はこちらから
ホタルに想いをよせて
監事 水曜班 黒田 徳已
“ほう、ほう、ホタル来い、あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ、”
祖父や、祖母に手を引かれ、こどものころよく、ホタル狩りに出かけたものでした。
この一宮地方にも戦前には大江川や一宮井筋(いすじ)にもたくさんのホタルが飛び交い、夏の風物詩となっておりました。
ところが、戦災後、街の復興とともに、河川改修も進められ、さらに、農薬、生活雑排水に起因する、河川水質汚濁は避けることができず、市内の川ではホタルは、ほとんど見られなくなりました。
私は、昭和38年3月5日、長崎県民から愛知県民となり、一宮市民となりました。この年の6月、真清田神社の境内で(日にちは定かでないですが)「市民ホタルまつり」が開催され、参加しました。
その夜は、蒸し暑い初夏の一夜でありましたが、老いも、若きも、子供も、ホタルの幻想的な光に我を忘れ「うちわ」でホタルを追い回し、酔いしれた思い出の日でもありました。後で知りましたが、この年をもって12年間続いた「市民ホタルまつり」も中止となったのでした。
さて、それから20年後、私は昭和58年4月、一宮市議会議員選挙に出馬し、多くの市民のご支援によって、初当選をさせていただきました。
想いをよせていた「一宮ホタルまつり」の復活を願い、昭和59年6月議会で、はじめて本会議場において「ホタルの里づくり」について提案、質問をいたしました。
当時は「ホタルまつり?」と、なかなか理解されませんでした。以来、15年間、故森 鉐太郎市長、元神田 眞秋市長(現愛知県知事)、現谷 一夫市長に、堺市や金沢市をはじめ、各地域で行われている「ホタルの里づくり」の先進事業を調査しては、本会議、委員会などで質問してきました。
紆余曲折はあったものの、この「ホタルの里づくり」に「夢とロマン」をもち続けた結果、現谷 一夫市長より、平成10年6月議会での、私の「ホタルの里づくり」の質問に対して、「事業化の方向で考えましょう」との答弁を、はじめていただきました。
その甲斐あってか今日では、日置 須務会長、顧問の前橋 利典先生といった素晴らしい指導者のもと、大野極楽寺公園内の野鳥園で、会員と公園緑地課の市職員が一体となってホタルの飼育に取り組み、その結果、初夏にはヘイケボタルが乱舞するようになり、毎年開催される「ホタル観賞の夕べ」も今年で8回目を向かえ、すっかり市民にも親しまれるようになりました。
「一宮平成ホタルの会」の合言葉
”ホタルが生息できる豊かな環境づくり”
”ホタルが舞う姿をもう一度、私たちの町に、子供たちに”
ホタルの飼育を通して「命の大切さ、自然環境の大切さ」を未来の子供たちに伝えていくためにも、今一度“何のため”との原点に帰り、その作業に勤しんでいきたいと思っています。
会報第9号(平成19年10月発行)より
2008年03月26日 | コメントの記入はこちらから
「タニシに恋!?」
浅野公園班 伊藤 真志
浅野公園にホタルを放流して今年で3年目を迎えました。
今年も放流するにあたり、川の整備を行いながら、タニシ捕獲大作戦を実施するため、昨年タニシがいっぱいいた用水路へいきました。用水路に着いて愕然としました。
”タニシがいない!!!”
用水路はきれいに水が抜かれ、タニシをほとんど見つけることができませんでした。
昨年は1時間くらいでバケツ2杯がタニシでいっぱいになるほどでしたが、今年は1時間かけて探しても、バケツの10分の1も捕まえられないほど苦戦しました。
雨が降る中2時間ほど・・・。
これほどまでにタニシを恋しく思ったことはありません。タニシの群衆を見つけて笑顔になる自分をホタルの会に入会して発見しました。今後は浅野公園でもタニシを育ててあげることも考えていきたいです。
平成18年5月16日に浅野小学校の6年生の子達と放流を行い、5月29日にホタルの成虫を第一発見しました。場所は昨年いっぱいホタルが飛んでいた中流箇所で1匹、さらに水がでている上流部分で1匹、対岸部分に1匹全部で3匹確認することができました。昨年放流したホタルが卵を産み、育ったと思われます。
ホタルがちゃんと卵をうみ、育っていることに感動です!!!
今後は、ホタルをとりまく環境整備を観察しながら、地域の人々と一緒に考えていけたらと思います。
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平成18年5月16日 小雨がぱらつく中で放流
会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月27日 | コメントの記入はこちらから
ホタルの飼育に参加して
金曜班 三貫納(さながし) 健治
永年勤めた会社を定年退職し、今までの仕事と違う何か変わったことをやってみたいと思っていたところ、平成ホタルの会に以前より参加していた友人の誘いで参加させてもらいました。
生まれ育ちは飛騨の田舎なので、夏はホタルが飛び交うのは当然のことでした。ホタルの生態など全然知らず、幼虫や蛹など見たこともなく、何を餌にして成長するのか知りませんでした(大昔のことなので忘れてしまっているのかも)。
会に参加して、班の先輩、会の先輩方に色々教えてもらい、ホタルの知識も身につき、また、例会での講師の方々の講演を聞き、環境破壊が進んでいる今、自然の大切さを実感しました。
願いは、市街地とまでいかなくとも、大野極楽寺公園内だけでなく、近所の田畑の周辺に毎日ホタルが飛び交うことです。
会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月27日 | コメントの記入はこちらから
リバーサイドフェスティバルでの活動
水曜班 中川 しのぶ
リバーサイドフェスティバルでの活動は、私にとってホタルの会での親睦の場となっています。
四年前は、自己紹介から始まっていたあいさつも「お久しぶりです!」から始まるあいさつになってきました。しかし、何度参加しても竹炭販売の呼び込みが苦手なため、あまり役に立てない私なのですが、「お久しぶりです!」からの会話に支えられ、いつの間にか親睦会気分で参加する『楽しみ』になってきました。
また、参加するたびに竹細工の作品がひとつずつ我が家のインテリアとして増えていくことも楽しみの一つです。
ホタルの会の『竹細工の匠』による竹細工体験コーナーは、竹細工にチャレンジする子ども連れで盛り上がっています。楽しそうに次々と作品を作り上げる匠たち。真剣な表情でカッターナイフを握る子どもたち。我が家のためにと張り切るお父さん。その雰囲気に影響され、私はカエルの置物を作ってみました。このカエルは今、我が家の玄関で二匹仲良く並んでいます。自作のためか、とても愛しいカエルたち。きっと竹細工に参加された家族にとっても、楽しい思い出になったと思います。来年も楽しい思い出を求め、元気に参加したいと思います。
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会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月27日 | コメントの記入はこちらから
「ザリガニよさらば」
奇数土曜班 鳥羽 詔二
8月の猛暑の中、今日の作業は? と思うがやはりザリガニ捕りになってしまう今日この頃です。
小屋に着くなりスルメを裂いてエサ作り、バケツと網とエサを持って、さあ、ザリガニ捕りだ。
先ず第2の池で捕獲網やペットボトルを上げていく。何匹入っているかな、いや入っていないようにと願いつつ。時にはエサの入っていない捕獲網やペットボトルにザリガニが入っている時もある。トンボのヤゴやタニシ、メダカが入っているので選別してザリガニのみをバケツに入れていく。そしてエサを補給していく。腰の痛みも忘れ、蚊に刺されながら、虫を払いのけながら。小屋に帰ってから数えるとこんなに捕れたのかと、ザリガニはこんなに増えてはいけないと怒りが湧いてくる次第です。
この自然な環境の中での作業が、今までは清々しいとさえ感じ、ホタルの乱舞を夢見ていましたが、自然の強さ、外来生物の怖さを感じるようになりました。いくら草木を刈りとってもすぐに伸び、生えてくる。芦も竹もしかり。ホタル幼虫保護のために作業メインとしての外来生物ザリガニ捕りを行っていますが、毎日捕っているのに一向に減っていない。むしろ増えている。そんな馬鹿なと思ってみても現実です。人の力では限界なのか? 機械や薬物を使用しなければとも考えたりします。もう一日も早くザリガニとおさらばしたい。機械や薬物を使わないようにもっと何か良い方法があるんじゃないか、考えなければならない。
人間は考える芦である!!
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(撮影 中川 しのぶ)
会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月27日 | コメントの記入はこちらから
「癒しの光」に思いを寄せて
月曜班 苅谷 貴英
月曜班は、総勢9名です。活動は日置会長を中心に「作業はテキパキ、雰囲気は和気藹々(わきあいあい)」作業終了後は会場を変え? ミーティング(ダベリング)を行っています。
今年は、ホタルの幼虫の数も多く、もしここにいる子達が全て成虫になったら・・・などと、今から気持ちは既に2007年6月×日に往ってます。しかし、その思いも長くは続かず「手足のかゆみ」がその気持ちを現実に引き戻してくれます。自分は、人一倍汗かきで、表面積が大きいので蚊にとってはいい「エサ」だと思います。さらに、ホタルの幼虫に気が集中し、蚊のことは忘れているので作業が終わり、いつも気付くと「ボコボコ」です。(悔しいので蚊に施したんや、と思いながら刺された跡に「+」、「-」の印を付けてかゆみを紛らわしています。)
自分はホタルの会の存在をネット上にある情報だけで、実際のところあまり知りませんでした。ホタル小屋までは自宅から車で5~10分という地理的条件にありながら、人には見えない県境の線を越えてこなければなりません。
最初、一宮市以外の者がホタルの会に入会できるのだろうか? と迷いながら総会に参加しました。会場では、会の人達には優しくしていただきました。会は安堵感に浸っている内に終了し、内容は何も判らないままでした。唯一判ったのが「月曜班」ということでした。
まだ入会して日は浅いですが、自分にも夢があります。ホタルの飼育活動を通して、ホタルを蝶やトンボ、セミみたいに人にとって身近な生き物にしたい。それには生き物達がお互いに住みやすい環境づくりが必要であると人々に伝えていきたいと思います。
会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月27日 | コメントの記入はこちらから
腰明蜻蛉(こしあきとんぼ)-ほたるへんぶ-
偶数土曜班 森永 重代記
野鳥公園のとんぼの種類が少なくなった中で、これまでに見かけなかった「こしあきとんぼ」(1),(2)が昨年から「塩辛とんぼ」、「なつあかねとんぼ」(2)に次いで見られるようになった。子供の頃、この「こしあきとんぼ」だけが素手で捕らえることの出来なかった羨望のとんぼだった。樹木が天井を覆うように伸びた薄暗いところを飛び交う様は、腰の部分だけが白い点となって見え、恰も蛍が飛んでいるかのようで、祖父は「ほたるへんぶ」と呼んでいた。
第3の池で写真に撮ることができて子供の頃果たせなかったことがやっと叶えた思いでうれしかった。福岡県の筑後地方では「とんぼ」のことを方言で「へんぶ」と呼んでいたので「ほたるとんぼ」で図鑑の索引を探したが見当たらなかった。形態図から「こしあきとんぼ」なる名称を探し当てた。その名称は、下記に紹介するように体が全体に黒く腰の部分の黒色が抜けて白くなっていることに由来するらしい、味気のない名前である。今も「ほたるへんぶ」と呼んでいるのか、電話で郷里の友達に確かめてみると、「こしあきとんぼ」自体を見る機会がなく、すっかり忘れられていた。今更ながら、「ほたるへんぶ」と名づけた筑後地方の情緒豊かな昔の人々が懐かしまれる。
こしあきとんぼ(腰明蜻蛉)の形態と生息地
体長:42mm、羽根をひろげた長さ(翅張(しちょう))79mm内外。体色:黒褐色。顔面:黄色、2個の褐色環状紋がある。頭頂:黒藍色。はね(翅):透明、先端部の紋(縁紋)は黒色、前縁近傍は多少黄色、前後のはね(翅)の付け根に黒褐色班があり、後ろの翅にある班は殊に著しく大形である。脚:黒色。雄:第2第3第4腹節は白または黄白色。雌:第4腹節に黒帯がある。生息地:樹木で囲まれたやや薄暗い池沼や流れの緩い川。成虫出現期:5月下旬から10月中旬。分布:本州、台湾、中国。
参考文献:(1)集成昆虫図鑑 著者村越三千男、(2)昆虫の図鑑採集と標本の作り方 著者福田晴夫他
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会報第8号(平成18年10月発行)より
2007年02月26日 | コメントの記入はこちらから
きれいな水に思う
奇数・土曜日班 松井 博三
ホタルが生息するには、きれいな「水」が必要であります。私たちが健康で安心して生きていくためにも、きれいな「水」が必要であります。 このため自然環境を破壊する行為は厳に法律で禁じられています。
一般廃棄物、産業廃棄物などの不法投棄による地下水汚染、中小河川・小川へのゴミなどの投げ捨てによる生活環境の破壊、家庭汚水の側溝などへの垂れ流しによる異臭など、快適な生活環境・生物に優しい自然環境を守るためには、皆さんがお互いに少しずつ気をつけていただければ可能なことです。
こうのように生活に不可欠なきれいな「水」を守るために、下水道法ではその目的を“下水道の整備を図り、都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的とする”と謳っています。
このことから各市・町では下水道の整備に力を入れており、家庭や工場から出された汚水は、下水処理場に集められきれいに水処理するとともに、水質検査を行いその後河川に放流されております。 また、残った汚泥は焼却処分をしております。
私も今年の4月から上・下水道施設を保守・管理する部署に配属され、おいしい飲み水の確保とともに、排出される汚水の円滑な処理に携わることになり、仕事の中で「水」との関係が大きくなりました。
皆さんホタルの生息、そのほかの生物が生息していくにもきれいな水を守る事が大事です。
どうかご理解の上ご協力を!
2005年06月02日 | コメントの記入はこちらから